高校2年くらいの時まで「教師には絶対なるものか」と思っていたのに、教職用の授業受けてると何だか教師でもいいんじゃないかと思えてくる。てか、今は他に何になれるのかもわからないから将来教師でいいかなー、とさえ思っている。中学生でも高校生でも。免許が取れるのは国語だけだけど。
具体的にどんな教師になりたいのか、と言われたら、生徒の話にちゃんと耳を傾ける教師になりたい、と答える。親が教員であるだけに、給食費を払わない家庭(モンスターペアレントなんかもいる)、虐待を受けている子供、万引き・たばこ・覚せい剤などの警察にご厄介になるような非行に走る少年少女、経済的理由から進学を諦める人、いじめ、不登校、自傷行為、外国人と接する上での言語の壁、中二病、精神的錯乱、体が不自由な子、その他数多の子供と親の話を小さいころから聞かされてきた。また、私自身も中学の時期は大分荒れていて、これらがなかったと言えば嘘になるし、あのときはとにかく話を聞いてくれない大人に対してイライラしていた。何でわかってくれないんだろうってずっと思ってた。
だからもし教員になったとしたら、そんな子供や親の話を、忙しいなりにも、しっかり聞けるような人になりたい。元来忙しいのは板に付いているから、それにプラスして他人の話を聞くというのはそんなに苦じゃないはずだ。母にこんなことを言うと「それは理想だ」と言われるけど、実際叱りつけてもどうにもならない問題なんて数多くあるし、そういうときこそ子供や親がどういう状態に置かれ、どういう心境の変化を得ているのかを適切にくみ取る必要があるのだと思う。幸い、私は他人の相談に乗るのは得意な方で、自らの経験と母親から聞かされる子供たちの話を総合すると、あらゆる子供の話に展望があると思えてくる。
学校は勉強をさせるところと認識しているならば、もっと上を目指せばいいし、何だったらクラスを習熟度別にすればいいとさえ思う。勉強が嫌いな子は絶対にいるだろう、そういう子は運動でも音楽でも絵でも、何か浸食忘れて没頭できるようなものを探せばいい。家計が苦しいならそれに見合う奨学金制度などを紹介してあげればいいし、非行や不登校などに走るならそのときの心境の変化を聞いて、根本的にその子になにがあったのかを考えていこうと思う。友達がいなくて寂しいなら私と友達になろう、友達がいない子同士を集めてみても面白いかもしれない。
いろいろ構想はあるけど、現実的にどこまでできるかはわからない。でも一方的に何かを押し付けるようなあり方より、相互に作用するようなスタンスを保つことが、教師には必要なんじゃないかと思う。
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