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その時、時計が動いた

日記帳・感想など

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何だか猛烈に世界史が語りたくなってきた。

最初に言っておく…!今日の日記の内容は、かーなーり痛い!
ついでに、歴史について主観的に語ってますので「わかんねーよ」とか「これ違うよ」とか思っても完全スルーでお願いします。そのくらい自由に語りますんで。

カテゴリーが「日々」である理由は不明。(笑)

☆メッテルニヒ☆
ナポレオン時代のフランス革命終了後に開催されたウィーン会議の主催国、オーストリアの外相(後に宰相)であり、同会議の議長。ウィーン二月革命勃発の1848年に宰相を辞任するまで、ヨーロッパ内の独立革命をとにかくぶっ潰しまくった。

詳しくはウィキペディアの「メッテルニヒ」の項目をどうぞです。

一昨日、友人2と帰ってきたときの電車内での会話。

私「あのさ…(窓外を見て遠い目)」

友人2「何?」

私「メッテルニヒって燃えるよね…」

友人2「(笑)え、何で?」

はい、意味不明な会話乙w時々自分がわけのわからないことを口走っていることに気づくのが遅れることがあります。
理由は「ウィーン体制の中心人物だけあって、気持ちいいくらいクーデター潰しまくってるから」とかこたえてたような気がしますが、まーそんなことは世界史勉強してないとわからないし、彼が本命ってわけでもないのでとりあえずスルー。
ちなみに私の世界史での本命はマルティン・ルターなんで!そうですよ、メッテルニヒがカールスバート決議とか出しちゃって、潰したブルシェンシャフト運動の原因の大本ですよ。でも最初に彼の話を聞いたときから、ルターは中世ヨーロッパにおける夜神月だと思うんですよ。ルターについても後で語れそうなときに語ろう…今はとりあえずスルーだ。

世界史ではいろんな反乱やクーデターを潰しまくっている強い人物は結構いるんですが、勢力均衡と正統主義を基本に現状維持を目指す体制で革命らしき香りあれば仕事として潰していくという機械的な弾圧はある意味仕事に熱心な様相を呈していると思います。
なんという忠誠心。
オーストリアという国のために氾濫分子を弾圧する宰相…
言うなれば、キバにおけるビショップみたいなものです。(簡単だなー!!)
残念だったのはオスマン帝国は参加してなかったからそこからウィーン体制の綻びが生じてしまったと言うことだよね。あと中南米は手が届かなかったってこと。独立国家が増えることは悪いことではないけど、一方(中南米)で独立(自由)が認められたというのに他方(ヨーロッパ)でそれができないというのはおかしいんじゃないか、と考える人がいないと思いこんでしまったのかなあ。
弾圧のしすぎはそれに見合うだけの反動を呼ぶ。これは古代の歴史から見てもわかることで、「統制」と「弾圧」にはだいぶ大きな差がある。「統制」を行なえるだけの強力な中央集権があればそれで国は安定するが、それが過ぎてしまえばただの「弾圧」である。にもかかわらず、性懲りもなく「弾圧」→反動という歴史が繰り返されるのは、やはりその結果的な差は大きくとも、行なっている間の差は微妙だからだろう。最初は「統制」だと思っていたことがいつの間にか「弾圧」に摩り替わっていた、なんてことは世界を勉強すればおのずとわかってくる。一部の氾濫分子を叩けばどうにか事態は収まるなんて考え方は、その場しのぎでしかないわけだ。一部がやがて大部分になってしまったときが一番怖い。

ですが思えばウィーン会議に集まった外相なんかはとりあえず各国の王様の首を市民にとられないようにしなくてはならなかったっぽいので、思想の「統制」も「弾圧」も何もないかな。ただ、フランス革命は市民階級が「自由」という新たな概念に出会ってしまったがため、大きすぎる目標を潰すことなど、「弾圧」以外ではできなかった、ということみたいだよなあ。
メッテルニヒはそんな中で、現状維持ながらもうまくやっていかなくてはならないから、とりあえず弾圧という道を選んだんだと思う。確かにそれなら負けない限りは大丈夫だし、彼は実際強かったし。

何かのきっかけで簡単に世界は変わってしまう。産業革命以降は、特にそれが如実である。メッテルニヒの目指した現状維持という保守的な考え方は最早民衆に受け入れられることもなくなり、最終的にウィーンの三月革命で、ウィーン体制は崩壊し、メッテルニヒは辞任する。
元来、民衆と貴族と言うのは水と油のような存在でバランスを保っていため、両者は仲が悪い。自由と言う概念を知ってしまった民衆は、貴族に支配されるだけの存在ではなくなってしまった。民衆は権力で勝てない貴族に数で勝負した。その結果が、「平等」「自由」という概念が世間一般に広まった今の世の中なのである。

メッテルニヒといえば、某友人がこんなことを言っていました。

「最近私、超メッテルニヒってる…!」
え、何かすごくデジャブを感じる言葉なんですがw
彼女がどういう意味でこの言葉を使ったのかはかなり不明(もしかしたら実は本当に意味がないのかもしれない)なんですが、なんだろう…ことあるごとに「メッテルニヒってる」と言ってしまいたくなる衝動はw
つか「メッテルニヒ」は語調良すぎです。私もぜひ使ってみたいw


あさってはちょっと出かけますので、ディケイドの感想かけないかもしれませんね。
月曜日に書けるかなー…?

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