「学習出来ない」について。
え?なんでこの時期に小説2本もあげてるのかって?
はい、言い訳は追記より。
言い訳というか、制作話に近いですが。
そもそもこの作品は、サークルで立ち上がった「ラブストーリー」を題材に作品を匿名で投稿して、作者当てをしよう、って企画のために書き下ろしたものです。
実はこの企画の主催が私でありまして、当初は締切ですっぱり作品募集をやめるつもりだったんですが、応募者から次々に「締切延ばせませんか!」という話が舞い込んだので、じゃあ締切を若干延ばして前半戦と後半戦にわけよう、ってことになったんです。
私はもともと「ラブストーリー」と聞いたとき真っ先に「ピアニシモ」のように淡々とした話が書きたくなっていたので、前半戦の締め切りまでにピアニシモを書き上げてしまいました。
それで、ひたすら男に性欲を我慢させ、心情描写をがっつり、書きたいとおりに書きたいだけひたすらむずむずを書き連ねるという暴挙に出ましたら。
「え、これあんたのでしょ?」と部員全員に見事なまでに見破られてしまいまして。(笑)
確かに私のは二、三作読んだ人なら大体特徴が分かってしまう(部内なら特に私のに似たものを書く人がいないので猶更)ほど、紙面が黒く、文体も私のものとわかりやすい。構成ですらそう。よく言えばオリジナリティはあるけど隠すのには向かない。つまり、ガチで書くと作者がバレる。←
うわあ、これでは作者当てに重きを置いた当企画の意味がない。ナンテコッタイ/(^0^)\
そこで私は考えた。
そうだ、じゃあ一目見て私の作品だとわからないような作品を書いてやればいい!wニヤニヤ
そして生まれたのがコレです。つまりこれは、作者を攪乱するために全力の遊びで書いた作品だったのです。(爆)
いつもと違う文体(ラノベ調一人称)、構成(「結」を先に持ってくる)、登場人物(アニメにでも出てきそうな性格)。いかにもラノベ派の書きなれてなさそうな人が書きそうな粗い展開とよくありそうなラブストーリー。もちろんプロットなんかありません。行き当たりばったりのただのアドリブだけで書いた、特に転がるようなものもなく、可もなく不可もなく、という展開。語るべきことも特になく、全力でふざけただけの文章。要するに、いつもと違うことだけを詰め込んだだけ!
わあ!自分で言うのも何だけどこれ作者攪乱のためだけだったら非の打ちどころがないんじゃないかな!w
…とまあ、頭に乗って投稿してみましたら見事予想的中。みなさん誰も私だと気付かなかったw作者発表の時の驚かれようといったら。わあい。ミッションコンプリート!
そもそも前半戦と後半戦両方出してること自体が考慮に入れられてなかったみたいですが、それにしてもいつもの私の文体からはやはり想像できなかったのでしょう。一応これと似たようなのに「告白しなさい!」があるんですが、あれは部活に出した作品じゃないので、おそらく私がライトな文章を書いてるというイメージがなかったのであろうと。だからうまくごまかせた、っていうのもあるんですけどね。
あと、演出のためにボロをあえて入れっぱなしにしたので作品自体をあまり深く突っ込んではいけない。(苦笑)練ろうと思えばいくらでも練れたけどそれやるとうっかりいつもの癖で全力で書き始めることになってバレるからなあ、と自重をしました。そこでちらほらと「どうせだったら全力の作品が見てみたかった」と言われましたが、うん、だからそれをやるとバレるからっ、と。
ちなみに、いつもは部の書式で直接縦書きで文字を連ねてますが、今回は気分を変えるためにメモ帳で書きました。それだけでも文の長さとかは結構変わる。やっぱり書いている間の気分というのは大きいようだ。若干、私が作者攪乱のためだけに作ったこれを、自分の作品だと勘違いされた子には申し訳ないと思いつつ、ああ私がこの文体で書くとこの子だと思われるのね、というのがわかってちょっと楽しかったゴメンw
要するに、「私の全力は前半戦で出し切ったので後半くらい遊んでもいいよね」がスタンスだった、ということですな。でも意外にもこれはこれで褒められていた部分もあるのでびっくり。まあ何事にも好みってあるよね!
そんな感じ。次書くのはいつだろう。できれば9月くらいには新作うpしたい。その前に去年の5月に書いた作品を掲載し忘れてたことに気付いたんで、時期を見てぼちぼち上げることにしますかね。
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